トランスメディア提供アイコン01 透ける建築

岡山大学のキャンパス内にあるJunko Fukutake Terraceは
妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築家ユニットSANAAの設計による
瀟洒なカフェ。
この世界的建築家の得意な細ーいスチールの柱に薄ーいスチールの
シーツを広げた波打つ屋根、重たい壁はほとんど無く、透けた空間。

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9月に建築士会の見学会でも、ここを訪ねるのですが、愛知県内で
計画中の公園施設の参考イメージのひとつで、いままで2回行った事が
ありますが、再度じっくり見学させてもろうと思っています。

真似をしようという訳じゃないのですが、要求されていることに
建築物を目立たすな!というのがあって、こうした透明感のある
空間を目指したいとおもっているところ・・・


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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”

# by knaw | 2016-08-31 01:28 | ♪建築家から学ぶ

トランスメディア提供アイコン01 境界を明示せよ!

敷地が広いと、いろいろ融通がきいて良い事もあるけれど
なまじ広いと開発許可という、許認可を得なければならないことが
ちょくちょくある。
この現場も建てる建築物は小さいのだけれど、開発許可が必要に
なり、おまけに境界の明示も必要。
建築物が建つ敷地には2つの境界があって、ひとつは道の境界。
もうひとつは隣や裏の土地との境界。
人は境界があると、互いにそれを守ろうとします。
そこにいさかいが起らないとも限りません。ということで、
隣接地の所有者や道路の場合は道路の管理者(一般的には
市役所などお役所)に立会してもらって、ここまでがこちらの土地、
この位置からそちらが貴方様の土地ということでよろしいですね!と
双方合意の上で筆界(土地と土地の境界)を決めます。
境界を明示しておくことはお互いの所有地がどこまでということが
はっきりして末代まで安心。大事なことなんです。
でも小さい仕事だと、割が合わない事が多い・・・
あぁタイヘン

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# by knaw | 2016-08-29 21:20 | ♪建築現場から

トランスメディア提供アイコン01 郷愁さそう鉄橋

舞鶴から宮津に向かう鉄道に乗ると由良川を渡ることになる。
日本海にそそぐ河口付近に架かっているから結構な河川幅。

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むかしむかし社会人になりたての頃、仕事で宮津の地に長期間出向く事になり、
まだ右も左も判らぬまま、いつ戻れるのかも知れず、赴任地はどんな所かも
よく知らず(関電の発電所の現場だというしか知らずに)何とも言えぬ不安感を
もって、この鉄橋を越えた。
今となっては懐かしい思い出だが、その時は「なんで俺が、こんな辺鄙なところへ…」
と思ったものだ。もう30年も前の事。

大正末期にこの鉄道は整備され、この橋梁が完成したのは大正13年のこと。
コンクリート+石造の橋脚が25基整然と並び、すごい大きな桁(プレートガーター)が
一直線に架けられています。その全長は550m。
車が普及する以前は、由良川を挟む由良地区と神崎地区を結ぶ、徒歩で渡れる
重要な生活路でもあったそうです。
いまではJR線から北近畿タンゴ鉄道に変わり、その後この鉄道には乗車して
ないけれど、車ではよく近辺に行くことがあり、
いつみても、妙な懐かしさを感じるレトロな風景なのだ。

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# by knaw | 2016-08-28 14:05 | ♪お気に入りあれこれ

トランスメディア提供アイコン01 昭和モダンのビアホール

ビアホールという言葉は和製英語で、明治32年(1899年)に日本麦酒が
開店した「恵比寿ビアホール」が元祖ということになるそうです。
いまではビアホール、ビアガーデンなる場は各地にあふれ返っている。
でも独特の雰囲気を醸し出す異空間のビアホールが東京銀座にあって、
それは有名なライオン銀座七丁目店。
ビール麦を収穫する女性たちの姿をモザイクタイルで表現した壁画を
背景に舞台のように設えられたトラバーチン張りのカウンターから
こだわりの生ビールが運ばれてきます。

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銀座らしく、豪華さを漂わせながらも気さくな雰囲気の空間を設計者の
菅原栄蔵は実現させています。この銀座七丁目店が今日のような姿に
なったのは昭和9年のことだから80以上も前。
ひと房の葡萄のような照明の中浮かび上がる、モザイクタイルの壁画と
床壁の焼き物タイルに包まれた空間で運ばれてくるジョッキの白い泡が
揺れるのを見ていると昔と現代をつなぐタイムマシンに同乗しているようだ。

設計者の菅原栄蔵はあまり知られていない建築家かも知れません。
少し紹介。仙台生まれで、かの地で建築を学び、曽禰中條建築事務所を
経て独立し、旧新橋演舞場や駒沢大学図書館などを手掛けています。
同時代の建築家には伊藤忠太や遠藤新がいます。

ビアホールですが、昼間もランチがあるので昼も夜も気軽に愉しめる空間です。

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# by knaw | 2016-08-27 08:47 | ♪不易流行のデザイン

トランスメディア提供アイコン01 農村集落の暮らし

郊外の古くからの農村の中で生まれ育った家を建てかえる。
よくあるはなし。
こんな場合どうしましょう!という提案。
この計画では、百姓はおろか都会へ出て行って戻ってきてない
若い世代にこの家と、この農村の耕作地を如何に引き継いで
もらうか、そのことに主眼をおいて間取りをしたものです。

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# by knaw | 2016-08-25 06:23 | ♪スタディ/エスキース

トランスメディア提供アイコン01 雨乞い

中々まとまった雨が降らないから田んぼや畑の水不足は解消されない。
やっと穂が出てきた水田は、水を切らせたくないのに一日放っておいたら
グーンと水位が減って土が顔を出している。(元々水持ちが悪い田だ)
アフリカのなんとか族(名前は忘れた)という部族は、雨が無く作物が
危なくなってきたら“雨乞いの踊り”というのをやるらしい。
すると不思議!彼らが踊り出すと必ず雨が降るのだそうだ。
そんな部族に来てもらいたい。

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では、なぜ彼らが踊り出すと雨が降るのか?
答えは雨が降るまで踊り続けるからだ。その強い信念と覚悟が
あれば成せば成る。

そういえば数年前に出会ったクライアントは大変なぶっとんだバイタリティの
持ち主で「俺はいままで失敗したことがないんや!なんでか分かるか!」と
言っていた。この答えも同じ。「成功するまで続けるから。」
その途中の少々の失敗や挫折なんか気にしてない。ということ。
ポジティブないい話。
田んぼや畑に恵みの雨を・・・という話が、ぜんぜんちがうところに
とんでもうた!

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# by knaw | 2016-08-24 22:13 | ♪百姓に目覚め至極満足に暮らす

トランスメディア提供アイコン01 夏の終わりは・・・

日本には四季、二十四節気、七十二候があるけれど、新暦で8月も
23日を過ぎると処暑。暑さが少し和らぎ、朝の風や夜の虫の声に
秋の気配が漂い出す頃を言うそうだが、そんな風情はどこに?まだまだ暑い!
それでも甲子園が終わり、五輪が終わりと、祭りの後は何となく寂しげで
センチメンタルになるのだが、やらねばならぬこと、急がねばならぬこと、
解決せねばならん問題など山積で・・・
そう簡単に時だけが過ぎてもらっても困る訳で・・・

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# by knaw | 2016-08-24 00:08 | ♪お気に入りあれこれ

トランスメディア提供アイコン01 森の中の小さなミュージアム・安曇野美術館紀行

信州は安曇野は自然豊かで時間がゆっくり流れている好きな場所です。
何度も訪れていますが、安曇野アートラインと呼ばれる美術館や博物館が
あちらこちらに点在してるのです。
今日はその中のひとつ、安曇野の中心を流れる高瀬川沿いから西へ
森の中へ入って行くとペンション街のはずれに佇む黒い板貼りの箱が
見えてきます。

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これはmuseum cafe BANANA MOONという小さな美術館。
大阪出身の画家・イラストレーター成瀬政博さんの美術館。
週刊新潮の表紙絵を連載している事で有名。実兄はクリエーター横尾忠則と
いうから、大変はゲージツブラザーである。

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とっても小さな美術館で黒い外観とはうってかわって、中はホワイトキューブ。
白い壁と天井に包まれた展示室とカフェコーナー、ちょっとしたロフト空間は
ミュージアムグッズが陳列されている。
なにって無いけど、とても豊かな空間に仕上っていて居心地がいい。
500円の入館料でドリンクが付いてきて、ついつい長居してしまうのである。
(ドリンクはバナナジュースがオススメ!)


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# by knaw | 2016-08-23 00:30 | ♪度々の旅

トランスメディア提供アイコン01 遺産になった“てんとう虫”

“てんとう虫”の愛称で親しまれたSUBARU360。
このたび日本機械学会から2016年度機械遺産に認定された!
といっても現存する全ての車体が認定という事では無いらしく、
1958年最初に製造された60台のうちの現存する1台との事。
(下の写真はそれとは違う)

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このスバル360を現代版にリメイクしたというスバルR1を
一時セカンドカーとして乗っていたけれど、これも今は製造されて
いません。愛らしいクルマなのに人気が無かったのかなぁ?
その後も2台続けてスバリスト(スバルを好んで乗っている人)を
している者にとっては、この機械遺産認定はふつーにうれしい。


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# by knaw | 2016-08-22 01:31 | ♪不易流行のデザイン

トランスメディア提供アイコン01 ミルキング・スツール

昨年、神戸の竹中大工道具館で開催されていた中村好文さんの
家具の展覧会(建築家×家具職人 コラボレーション展)のときに
行われたワークショップに参加して作成したちいさな椅子です。
小さな子どもが座るのにいいくらいの座面の高さ・大きさですが、
これはミルキング・スツールというネーミングで牧場などで農夫が
腰掛けて牛やヤギの乳しぼりを行う時に使っている腰掛けを
リデザイン&リメイクしたものとか

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半円形というかラウンドした形の座面は少々向きがずれていたって
気にせず腰掛けられ、忙しい作業中にちょいと腰を降ろすには
理に適った形態なのかも知れません。
足は3本なので畜舎の床がでこぼこだったとしても問題無し。
でも、この椅子の正式の前後はどっちだか判りますか?
まっすぐに近い面が前だとは思いますが、諸説ありとの事。
実際腰掛けるとおおきくラウンドしているほうを前にすると
安定して座れるのです!

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# by knaw | 2016-08-21 06:39 | ♪木の家・木の家具