奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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立会いが重要

立会いは大事なんですね。といっても相撲のことではないですけど。




昨日はあるお寺の敷地の隣地境界、道路境界の明示のため市役所と隣接者の方に
お集まり頂き境界確定のための立会い。お互いに納得のいく線でここまでが道路、
ここまでは私の土地ということを決めるんです。
境界が明確になると、道路の後退線(道路の幅が4m無いと中心から2m後退した位置が
道路との境になる、なんて法律があるんです。)はどことか、斜線制限はどこまで
かかってくるとか、既存の建物で不適格ななるところがどこだとか露になってくるんですね。
建築を建てるのにはいっぱいややこしくて難しい事があります。
立会者が多いので土地家屋調査士の先生(大学の先輩)にもいろいろと苦労をかけました。

立会いが重要_c0175075_859287.jpg


建物の建っている土地には必ず2つの境界があって隣の土地や道路あるいはそれに準ずる
河川や線路敷きなど民との境と公との境があります。
この境界をどのようにデザインしていくかがとっても大事なんですが、ついつい建物ばかりに
気が行って、疎かになってしまうことが多いのも事実です。(ぼくだけでしょうか?)
この境界のつくりに、つまりは隣人や道行く人にどれだけ配慮できた計画ができるかが
勝負なんです。向う三軒両隣ってヤツですな。

この場所に初めて訪れて、建築主にお会いしたのはもう2年前の夏のこと。
未だ基本構想中。長い時間を生きてきたこの土地と建物に手を入れるわけだから
流行り廃りや、気をてらった思いつきの発想は通用しないことは明らか。
いろいろな提案はあるけれど、建築主も設計者もまだ本当に大事で必要とされているものは
何なのかはっきりと見えていないような気がします。
相撲なら一気に白黒つけてしまいたいけど、ここは腰を据えてじっくりとしかも愉しく
進めて行きたいと思うんですね。
by knaw | 2009-08-25 09:04 | ♪建築現場から