補足解説・日本の風土と建具デザインと居住環境Ⅰ
2010年 04月 30日
*1 日本の木造建築(軸組工法)は外周に1間(いっけん)ごとに柱を据えることが
構造的な基本です。つまり、架構と間取りを連動させて設計する上での基準グリッドに
あたるのです。
この1間間(いっけんま)に多種多様な建具を仕込む事で内部と外部、あるいは部屋毎を
仕切ってきた訳ですが、差し鴨居などの架構方法の発達などに伴い、概ね2間間(にけんま)
を飛ばすことは、計画の内容によっては構造的負担をかけずに対処できたわけ。さらに、
その2間間すべてを開放したりするとき、建具を取り外さずとも全開するために、柱の位置
を少し通り芯からずらす事により対処してきたのです。柱を抜いてしまうと構造的に無理が
あったり大きな横架材が必要となり、コストにも影響しますが、このような細工により、
内部空間の部屋と部屋の繋がり、あるいは部屋と収納との関係は飛躍的に可能性を広げる
ことになるわけです。無論、室内の建具を引戸にすることが前提となるわけですが、家の内
から外、内内の関係でも、建具が動けば視界が変化する空間は、風景をさまざまに切り取って
ゆくダイナミズムがあります。下の写真は以前、建築家・吉田桂二さんが東京で設計された
住宅を見学させて頂いた時の写真。上部の梁の過重を受けながら、敷居の分だけ柱を
ずらす事により、2室を仕切る襖がスノコ床の内縁側まで引き込んでしまえる一例です。


“日用の住宅考WEBマガジン“Daddy’s at Home”
住宅の窓・開口部~日本の風土と建具デザインと居住環境Ⅰ
構造的な基本です。つまり、架構と間取りを連動させて設計する上での基準グリッドに
あたるのです。
この1間間(いっけんま)に多種多様な建具を仕込む事で内部と外部、あるいは部屋毎を
仕切ってきた訳ですが、差し鴨居などの架構方法の発達などに伴い、概ね2間間(にけんま)
を飛ばすことは、計画の内容によっては構造的負担をかけずに対処できたわけ。さらに、
その2間間すべてを開放したりするとき、建具を取り外さずとも全開するために、柱の位置
を少し通り芯からずらす事により対処してきたのです。柱を抜いてしまうと構造的に無理が
あったり大きな横架材が必要となり、コストにも影響しますが、このような細工により、
内部空間の部屋と部屋の繋がり、あるいは部屋と収納との関係は飛躍的に可能性を広げる
ことになるわけです。無論、室内の建具を引戸にすることが前提となるわけですが、家の内
から外、内内の関係でも、建具が動けば視界が変化する空間は、風景をさまざまに切り取って
ゆくダイナミズムがあります。下の写真は以前、建築家・吉田桂二さんが東京で設計された
住宅を見学させて頂いた時の写真。上部の梁の過重を受けながら、敷居の分だけ柱を
ずらす事により、2室を仕切る襖がスノコ床の内縁側まで引き込んでしまえる一例です。


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住宅の窓・開口部~日本の風土と建具デザインと居住環境Ⅰ
by knaw
| 2010-04-30 08:21
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