奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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駅前ミュージアムとフジモリ展(真夏の建築見学記その3)

茅野市美術館茅野市民館と一体となった文化複合施設でJR茅野駅からコンコースで
直結するアクセスが便利な美術館。設計は古谷誠章+NASCA+茅野市設計事務所協会。
2001年に公開プロポーザルで当選し竣工に至るまで、市民の代表らとワークショップを
重ね市民による市民のための新しい公共施設の在り方を示し、その作品性とともに日本
建築学会賞作品賞を受賞するに至った名建築。
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古谷誠章さんといえば高知のアンパンマンミュージアムの設計者でもあるのだが、
うちの娘たちがまだ小さかった頃(反抗期になる前でまだ可愛かった頃である)、
アンパンマンが大好きで3年連続4回も高知まで連れて行ったものだ。
とうことで「どうりで雰囲気が似ている。」というのは相方の弁。件の娘たちは
この建築にはキョーミ無しといった態度。(昔はただアンパンマンが好きだっただけで
彼女らは建築には関心が無いのだ。)

さて美術館の前の芝生広場には何やら怪しげ?な物体が宙に浮いている。
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宮崎駿のアニメにでも出て来そうなこの物体を作ったのは、ご当地出身の建築史家で
建築家である藤森照信氏。『藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築』がこの美術館で
開催されていて、宙に浮く謎の物体はその出展作品のひとつ。
空飛ぶ泥船(Flying Mud Boat)と名付けられたこの建築?の中味は茶室。
フジモリセンセイは学生の頃からいつか建築を空中に浮かせてみたいと思っていたらしい。
よくもまぁ、こんな事を思いつき、しかも実現しちゃうところがすごいですな。
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展覧会の様子は2007年に東京オペラシティアートギャラリーで開催された『第10回
ヴェネチア・ビエンナーレ建築展帰国展 藤森建築と路上観察』
と基本的に同じ構成で
似たような内容。その後の作品を追加して展示されているだけ。でもフジモリセンセイの
やる事なす事は面白いし愉しい。愉しいもんは何度みても飽きないし新しい発見が
あったりもする。ご興味のある方はぜひ行って実際に見て下さいませ。(とはいっても
会期は8月29日[日]まで。あと10日。みなさま急がれたし!)
by knaw | 2010-08-18 13:58 | ♪度々の旅