奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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光と影の彫刻的ミュージアム(真夏の建築見学記その5)

この美術館が出来るまでキース・ヘリングというひとを知らなかった。
1980年代ニューヨークのアートシーンを席巻したアーティストでストリートアートの
先駆者的な画家だそうだ。ご当人は知らなかったが、その作品は見た覚えがあった。
自身がHIV感染で亡くなるまで天真爛漫でコミカルな感じのする子どもの落書きの延長の
ようなアートにはHIV・AIDS予防啓発のメッセージが込められている。
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山梨県の小淵沢にある美術館はキース・ヘリングのコレクションのみを展示した
プライベート美術館。建築家・北川原温氏の設計でキースが駆け抜けた時代が持っている
「光と影」を表現した空間。「希望」「愛」「夢」などのポジティブなエネルギーを体感
してもらいたいというのが館長である中村氏の意図。
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キース・ヘリングや彼の作品が特に好きなわけではない。この美術館にすごく興味があった
訳でもない。でも食わず嫌いではいけないから見てみることにした。
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建築は平成21年度の第66回日本芸術院賞を受賞した名建築であり、建物自体が非常に
彫塑的なアート作品のような建物。凡人の僕にはその素晴らしさがもうひとつよく
解らなかったが、ニューヨークという都会に生まれたキースのアートを緑豊かな森の中に
展示しようということに 『自然が宿すエネルギーや縄文時代の生命力と、都市が発する
エネルギーが、時間や場所を越えて強く通ずる力強さを融合する場所として、美術館を
計画しました。また、自然と都市というインタラクティブな関係によって、作品をより
純粋に感受し、自然をより優しく美しく見せるという、人を純化させるような美術館に
したいと考えました。』
(美術館HPより転載しています)
という中村館長の想いは何となく解るような、解らんような・・・
by knaw | 2010-08-23 18:13 | ♪度々の旅