俳人の終の棲家は・・・
2010年 09月 13日
何の変哲もないような土蔵ですが、実は俳人・小林一茶の終の棲家。
野尻湖へ向かう途中の国道18号線沿いに建っている。周辺は北国街道の
柏原宿で一茶の最晩年、柏原の大半を焼き尽くす大火災があったそうで
一茶も家を失い、この焼け残った茅葺の質素な土蔵に移り住んでいたそうな。
間口が三間半、奥行きが二間と二尺のプリミティブな空間です。
壁は漆喰ではなく土塗りのままで屋根面まで塗り込んだ本体の上に木造の
小屋組みを架けた“置き屋根”。信州の土蔵にはよく見られる形態で、
火事の時に周囲から火の粉が飛んで屋根が燃えても蔵の中まで火が廻らない
ように工夫されている。暮らしの知恵が生んだ工法です。
現在は国史跡に指定され、解体保存修理が施されて一茶が住んでいた当時の
姿に復元されているので外観はやたら綺麗さっぱりしています。
野尻湖へ向かう途中の国道18号線沿いに建っている。周辺は北国街道の
柏原宿で一茶の最晩年、柏原の大半を焼き尽くす大火災があったそうで
一茶も家を失い、この焼け残った茅葺の質素な土蔵に移り住んでいたそうな。
間口が三間半、奥行きが二間と二尺のプリミティブな空間です。
壁は漆喰ではなく土塗りのままで屋根面まで塗り込んだ本体の上に木造の
小屋組みを架けた“置き屋根”。信州の土蔵にはよく見られる形態で、
火事の時に周囲から火の粉が飛んで屋根が燃えても蔵の中まで火が廻らない
ように工夫されている。暮らしの知恵が生んだ工法です。
現在は国史跡に指定され、解体保存修理が施されて一茶が住んでいた当時の
姿に復元されているので外観はやたら綺麗さっぱりしています。
by knaw
| 2010-09-13 20:11
| ♪度々の旅