スゴイゾ!せりざわけいすけ
2010年 09月 23日
芹沢銈介は型絵染(かたえぞめ)の人間国宝。染色家であり、本の装幀家としても良く
知られている。この人すごいな~と思いました。まぁ、人間国宝になるくらいだから
すごいのは当たり前なんですが、染色に興味がない僕はその凄さを全然知らなかった
のだけれど、名前だけは知っていた。なぜかというと芹沢銈介は静岡市出身で彼の作品と
コレクション(古今東西の工芸品の蒐集家でもある。)が郷里に寄贈されることを機に
美術館が静岡市内に建設され(竣工は1981年)、その設計者が次代の建築家に多大な
影響を及ぼしたカリスマ巨匠建築家の白井晟一だったから。
白井晟一も特に好きな建築家というわけでは無かったので、あまりその建築作品は
見た事が無かったのですが、このたび縁あって?静岡市内に行く用事があり、どこか
建築巡礼するところ無いかな~と思い浮かべたところ、真っ先に思い浮かんだのが
静岡市立芹沢銈介美術館。弥生時代の遺跡である登呂遺跡を保存する公園の一角に
遺跡と呼応するように建っているのがその美術館。写真や図面集で見ていて、これは
白井最晩年の渾身の一発だろうなと睨んでいた僕は、友人に誘われた用事をさておき、
これを見に行くことがプライオリティーの一番高いところにあったのです。
建築設計をやっている者が有名建築家の美術館建築を見学に行くと展示などそっちのけ
でディテールや素材を食い入るように見たり、プランを描き写したり、写真集と同じ
アングルで写真を撮りまくったりと展示品とその作家に対して随分と失礼な行為を取る
ものなのだが、今回は違いました!(建築も良かったですぞ!さすが白井晟一。でも
建築の事は、また別にWEBサイトで記します。)


今回の見学では展示内容もじっくりしっかりと見た訳です。「芹沢銈介のブック・
デザイン」という企画展をやっていましたが、ブックデザインを含めデザイナー芹沢銈介
の生み出す模様や色使いにやられてしまったな~。まぁ、うまく説明できませんが
とにかくイインデス。しっかり図録も買い込んで帰ってきたので、しばらくはこの人の
影響を受けそうな予感。


美術館の付属施設として「芹沢銈介の家」があり、これは芹沢の没後、東京蒲田から
移築された民家で、もともとは宮城県にあった板倉。2度の移築を経て生まれ故郷で
多くの蒐集品とともに保存されている訳ですが、その朴とつとした佇まいがよろしい。
生前に芹沢は「ぼくの家は、農夫のように平凡で、農夫のように健康です。」と言って
いたそうですが、含蓄のある一言です。
⇒ 農夫のように平凡で健康な住まい
⇒ 素敵なアプローチ
知られている。この人すごいな~と思いました。まぁ、人間国宝になるくらいだから
すごいのは当たり前なんですが、染色に興味がない僕はその凄さを全然知らなかった
のだけれど、名前だけは知っていた。なぜかというと芹沢銈介は静岡市出身で彼の作品と
コレクション(古今東西の工芸品の蒐集家でもある。)が郷里に寄贈されることを機に
美術館が静岡市内に建設され(竣工は1981年)、その設計者が次代の建築家に多大な
影響を及ぼしたカリスマ巨匠建築家の白井晟一だったから。
白井晟一も特に好きな建築家というわけでは無かったので、あまりその建築作品は
見た事が無かったのですが、このたび縁あって?静岡市内に行く用事があり、どこか
建築巡礼するところ無いかな~と思い浮かべたところ、真っ先に思い浮かんだのが
静岡市立芹沢銈介美術館。弥生時代の遺跡である登呂遺跡を保存する公園の一角に
遺跡と呼応するように建っているのがその美術館。写真や図面集で見ていて、これは
白井最晩年の渾身の一発だろうなと睨んでいた僕は、友人に誘われた用事をさておき、
これを見に行くことがプライオリティーの一番高いところにあったのです。
建築設計をやっている者が有名建築家の美術館建築を見学に行くと展示などそっちのけ
でディテールや素材を食い入るように見たり、プランを描き写したり、写真集と同じ
アングルで写真を撮りまくったりと展示品とその作家に対して随分と失礼な行為を取る
ものなのだが、今回は違いました!(建築も良かったですぞ!さすが白井晟一。でも
建築の事は、また別にWEBサイトで記します。)


今回の見学では展示内容もじっくりしっかりと見た訳です。「芹沢銈介のブック・
デザイン」という企画展をやっていましたが、ブックデザインを含めデザイナー芹沢銈介
の生み出す模様や色使いにやられてしまったな~。まぁ、うまく説明できませんが
とにかくイインデス。しっかり図録も買い込んで帰ってきたので、しばらくはこの人の
影響を受けそうな予感。


美術館の付属施設として「芹沢銈介の家」があり、これは芹沢の没後、東京蒲田から
移築された民家で、もともとは宮城県にあった板倉。2度の移築を経て生まれ故郷で
多くの蒐集品とともに保存されている訳ですが、その朴とつとした佇まいがよろしい。
生前に芹沢は「ぼくの家は、農夫のように平凡で、農夫のように健康です。」と言って
いたそうですが、含蓄のある一言です。
⇒ 農夫のように平凡で健康な住まい
⇒ 素敵なアプローチ
by knaw
| 2010-09-23 07:33
| ♪度々の旅