小気味よいリズムの窓
2011年 01月 30日

枚方にある旧田中家鋳物民俗資料館になっている建築物は絶品!
上の写真は旧田中家の鋳物工場だった建物で現在は大阪府指定文化財に
なっており、日本の伝統的な鋳物技術とその歴史の資料館として
開放されています。資料館としての展示もGOODですが、半間(約90㎝)
毎に立てられた柱の間にリズムよく配置された開口部が実に小気味よく
並んでいます。溶解した金属を鋳型に流し込んで製品を作る鋳造という仕事は
とんでもなく高温になるので、熱くなった屋内の空気を効率よく外へ出すために
多数の格子窓を規則的に配置して通風を確保している訳です。必然的なデザインと
言う訳です。(余計な事をしていないから単純明快で美しいのですね。)


(もともとは窓にガラスは無かったけど、今は嵌めこまれています。)

(すぐ横にある管理棟の上に登ると俯瞰で見れます!*注:管理棟の2階は勝手に入っては
いけません。ちゃんと管理者に声を掛けて許可をもらってくださいね。)

あまりにいい建物なのでいっぱい写真を載せちゃいましょう。
屋根には炉の熱気を逃すための煙突のようなものが付いています。これは
風袋と呼ぶらしいです。
この旧鋳物工場のすぐよこには鋳物業を営んだ旧田中家の住宅も残っています。
こちらも大阪府指定文化財に指定される建築。こっちも見応え有ります。


屋根はどちらも建築当初から防火も兼ねて本瓦葺きだったようです。壁は
工場が土壁のままに対して住宅のほうは漆喰仕上げです。黄土色と白の対比も
様になっています。
さてこの資料館の敷地には長尾西遺跡で発掘された弥生時代後期の実物住居跡や
田口山遺跡で発掘された弥生中期の竪穴式住居の復元などもあっていろいろと
楽しめますよ。ぜひ行って見られては・・・
元の住宅からすれば裏手になる現在のアプローチもいい感じです。右に見えるのが
鋳物工場、左手が旧田中家住宅。

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by knaw
| 2011-01-30 16:31
| ♪度々の旅














