奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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敷地に立つということ

1回でも多く敷地に立った人間に発言する権利がある。かつて内藤廣さんがこんな事を
言っていました。建築予定地に新しい建築物を計画するのに事務所の机上で鉛筆を
走らせているだけでは本当に良い案はなかなかできない。何度も現地に足を運び周辺の
環境や時間の流れ、その土地や地域の文脈を上手く読みとらないとだめな事は当然の事。
行く時間や時期によって、同じ敷地でも全然違う表情を見せるものです。午前と午後では
光の射し方も違うし風の流れも違う。晴天の時と雨の日でも雰囲気はガラッと変わったり、
もちろん季節が変われば見える景色も随分変わるものだ。街中の敷地と自然に囲まれた
郊外の敷地では性格が違うから捉え方やアプローチの仕方も結構変わったりする。

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計画中の敷地は抜群の環境下にある。豊かな自然に囲まれ、眺望は抜群、かといって
人里離れた不便極まりない場所では無い。冬は厳しい寒さに耐えなければならないと思うが、
春から秋にかけては最高でしょう。前回敷地に立った時、周囲の桜並木はつぼみでしたが、
今回行った時は桜吹雪のなか頭の中で計画プランをシュミレーションした訳です。
行く度に、やっぱりこうかな?とか迷う部分も確かにある。自分の考えを自分自身も、
クライアントにも施工をしてくれる人にも、もっと言えば、全ての人に支持してもらうには、
とことん現地に立ってイマジネーションを繰り返さなければなりません。
最初にこの敷地を訪れたのは6年ほど前の夏の日。開発行為の宅地造成でやや人工味を
増したが、それでも6年の歳月で徐々に自然の中に人工物が埋もれて行っている気がします。
これから立ちあがる建築も時間の流れの中で自然と同化するようなものにできたらと
思っているのです。

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近代庭園の先覚者・七代目植治と無鄰菴庭園



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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2011-04-21 10:04 | ♪建築現場から