奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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郊外住宅地のちいさな矩折れプラン

大阪への通勤1時間ちょい、駅を降りてバスに揺られて10数分、バス停から徒歩
3分くらいならお買い得な敷地なのかどうなのか?この矩折れ型と言うかL型と
言うか総2階の小さな家の計画地は66坪(218㎡)ほどあるから結構ゆとりの
ある敷地です。
郊外住宅地のちいさな矩折れプラン_c0175075_11274634.jpg
郊外住宅地のちいさな矩折れプラン_c0175075_11275463.jpg

30坪強の小さな家ですが、このくらいの大きさ(広さ)で家族4人なら十分、
暮らしていける。子どもはいつまでも子どものままで家にいませんしね。
子育て世代に対して、そんな提案です。
図面ではオリエンテーション(方位)が明示されていないので判りませんが、
L型の入り隅になった部分は、ちょうど真南に向いており午前も午後も陽当りの
良い広間が庭と一体になりながら、太陽の動きに応じてこの家の陰の向きが如実に
動いていくのが明確で家が日時計みたいなものです。
一日中日陰になるような部分が無く、全ての室内に一日のどの時間帯かには必ず
陽差しが差し込むようになります。
夏場の午前、早い時間帯では図の上側(北東)から朝日が燦々おはようさんと
入ってくる訳です。一般の方は、いや建築関係者でもこういう間取り図を見ると
どうしても紙面のタテヨコで南北東西を認識してしまいがちですが、そこには
大きな落とし穴があるんですね。
南北軸に対し角度を大きく振ったプランと言うのは、ある意味無方向性を醸し出し、
それが利点になります。




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郊外住宅地のちいさな矩折れプラン_c0175075_1827777.jpg







日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2011-07-22 11:50 | ♪間取り色々(プラン集)