昭和モダンのビアホール
2016年 08月 27日
ビアホールという言葉は和製英語で、明治32年(1899年)に日本麦酒が
開店した「恵比寿ビアホール」が元祖ということになるそうです。
いまではビアホール、ビアガーデンなる場は各地にあふれ返っている。
でも独特の雰囲気を醸し出す異空間のビアホールが東京銀座にあって、
それは有名なライオン銀座七丁目店。
ビール麦を収穫する女性たちの姿をモザイクタイルで表現した壁画を
背景に舞台のように設えられたトラバーチン張りのカウンターから
こだわりの生ビールが運ばれてきます。
銀座らしく、豪華さを漂わせながらも気さくな雰囲気の空間を設計者の
菅原栄蔵は実現させています。この銀座七丁目店が今日のような姿に
なったのは昭和9年のことだから80以上も前。
ひと房の葡萄のような照明の中浮かび上がる、モザイクタイルの壁画と
床壁の焼き物タイルに包まれた空間で運ばれてくるジョッキの白い泡が
揺れるのを見ていると昔と現代をつなぐタイムマシンに同乗しているようだ。
設計者の菅原栄蔵はあまり知られていない建築家かも知れません。
少し紹介。仙台生まれで、かの地で建築を学び、曽禰中條建築事務所を
経て独立し、旧新橋演舞場や駒沢大学図書館などを手掛けています。
同時代の建築家には伊藤忠太や遠藤新がいます。
ビアホールですが、昼間もランチがあるので昼も夜も気軽に愉しめる空間です。
WORKS
日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
開店した「恵比寿ビアホール」が元祖ということになるそうです。
いまではビアホール、ビアガーデンなる場は各地にあふれ返っている。
でも独特の雰囲気を醸し出す異空間のビアホールが東京銀座にあって、
それは有名なライオン銀座七丁目店。
ビール麦を収穫する女性たちの姿をモザイクタイルで表現した壁画を
背景に舞台のように設えられたトラバーチン張りのカウンターから
こだわりの生ビールが運ばれてきます。
銀座らしく、豪華さを漂わせながらも気さくな雰囲気の空間を設計者の
菅原栄蔵は実現させています。この銀座七丁目店が今日のような姿に
なったのは昭和9年のことだから80以上も前。
ひと房の葡萄のような照明の中浮かび上がる、モザイクタイルの壁画と
床壁の焼き物タイルに包まれた空間で運ばれてくるジョッキの白い泡が
揺れるのを見ていると昔と現代をつなぐタイムマシンに同乗しているようだ。
設計者の菅原栄蔵はあまり知られていない建築家かも知れません。
少し紹介。仙台生まれで、かの地で建築を学び、曽禰中條建築事務所を
経て独立し、旧新橋演舞場や駒沢大学図書館などを手掛けています。
同時代の建築家には伊藤忠太や遠藤新がいます。
ビアホールですが、昼間もランチがあるので昼も夜も気軽に愉しめる空間です。
WORKS
日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw
| 2016-08-27 08:47
| ♪不易流行のデザイン