延暦寺根本中堂“国宝建築を巡る1”
2017年 01月 06日
比叡山延暦寺の根本中堂は東塔の本道であると共に、延暦寺の総本堂!
ネモトじゃなく「コンポウチュウドウ」と読むのが正しい。
桁行11間、梁間6間の規模を持つ大きな建物。国宝建築です!
こうした寺院の本堂建築物は高いところに建っていて下から見上げる
配置が多いと思うけれど、この根本中堂はすり鉢状に下った場所に
建っていて一般的なアプローチでは下って行く事になる。
この写真は表門のあたる文殊楼(滋賀県指定文化財)から見下ろした
ところ。いろんなところによく使われているアングルですね。
正面側には廻廊(国指定重要文化財)が廻り、中庭を形成している。
その中庭を見ながら本堂の中に入ると、板敷きの中陣から内陣へ至るのに
3mくらいドンと下がっているのです!そして特徴的なのが、その内陣が
土間になっている!
しかもとっても薄暗~い空間で。インドの石窟寺院のような感じ。(イッタコトナイケド)
土間と板間、そして高さの構成、このあたりに仏様と人間の結界があるような・・・
by knaw
| 2017-01-06 21:19
| ♪不易流行のデザイン