奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


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2011年 07月 01日 ( 1 )

カトリック教団である神言会のシュライバー神父から名古屋郊外の丘の上に
大学キャンパスの総合計画を依頼された建築家のアントニン・レーモンド。
ご存じない方のために少し簡単に解説。
レーモンドという人は東京の帝国ホテル建設の際、設計者であるアメリカの
建築家・フランク・ロイド・ライトの助手として来日し、その後そのまま
日本に留まり、日本の歴史や文化から様々なものも学びとり日本の建築の
発展に寄与したひと。いまでも名建築が日本各地に残っています。(存続が
危ぶまれている建築も多いですが)
名古屋で計画した大学キャンパスは南山大学でいまでも現役校舎として
使用されています。その後増設されている新校舎なども開学当初のレーモンドの
デザインを踏襲したものが多く、緑もあふれ好ましいキャンパスだと伺えます。
建築系の学部がない大学だから、はたしてここで学ぶ学生たち(教員も)の
どれくらいが、自分たちが通う大学の計画・設計はアントニン・レーモンドと
いう有名建築家が手掛けたものだと知っているのかな?

そしてその南山大学の敷地のはずれには神言会の神学院も建っており、これも
レーモンドの計画だということです。
大きさの違う二つの円筒が絡み合うような鐘楼を中心に扇形を構成する5つの
シリンダーシェルが羽を広げたように構成されています。
内部は鐘楼下が内陣でシリンダーシェル部分が下陣と2階バルコニーという構成。
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内陣下陣の写真撮影はNGだったから伝えにくいですが、コンクリート打ち放しの
壁に穿かれた小窓の色ガラス越しに美しい光が室内に降り注いでいました。
コルビュジェのロンシャンにちょっと似た感じですかね。
コルビュジェとレーモンドといったら、ちょっとした因縁のあるふたりなので
そんな解釈をしたらレーモンドは怒りますかね。



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by knaw | 2011-07-01 08:58 | ♪度々の旅