奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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カテゴリ:♪建築家から学ぶ( 6 )

透ける建築

岡山大学のキャンパス内にあるJunko Fukutake Terraceは
妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築家ユニットSANAAの設計による
瀟洒なカフェ。
この世界的建築家の得意な細ーいスチールの柱に薄ーいスチールの
シーツを広げた波打つ屋根、重たい壁はほとんど無く、透けた空間。

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9月に建築士会の見学会でも、ここを訪ねるのですが、愛知県内で
計画中の公園施設の参考イメージのひとつで、いままで2回行った事が
ありますが、再度じっくり見学させてもろうと思っています。

真似をしようという訳じゃないのですが、要求されていることに
建築物を目立たすな!というのがあって、こうした透明感のある
空間を目指したいとおもっているところ・・・


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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2016-08-31 01:28 | ♪建築家から学ぶ
仙台で宿泊したホテルの窓から外を眺めてみると
緑豊かな森の中にシルバーの物体が横たわっている。
真ん中にふっくらふくよかなふくらみがふたつグラマラスに
うねっていて金属の堅さをうまーく和らげていた。

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このフォルム、このマテリアル、この風情は札幌ドームや京都駅、梅田スカイビル
なんかと同じ物であることくらい、建築の設計をやっていたらピーンとくる。
恐らく、いや、間違いなく建築家・原広司さんの設計した建物に間違いない!

ということで見に行った。まったくノーマークでしたが、この建築は宮城県図書館。
やっぱり原広司+アトリエ・ファイ建築研究所の設計した建築で1998年の
竣工のようだ。思いがけず大物建築家の作品に遭遇したから時間を割いて
見学しようとしたけど、あいにくこの日は月曜日。図書館は休館なり。
というわけで外観だけ舐めるように見て回ったのでした。

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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2016-08-20 00:01 | ♪建築家から学ぶ
ひさーしぶりに江戸東京たてもの園に行きました。
開館時間を勘違いして1時間近く待ちぼうけの末、入場。
3月中旬から始まった土浦亀城(つちうら かめき)の展示会を
見るためですが、いっしょに行った友人は始めて来るというので
前川國男邸もじっくり見学することに。

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土浦亀城とその奥様である信子さんはともにアメリカに渡り
フランク・ロイド・ライトに弟子入りして建築を学んだ建築家。
その昔モボ・モガと呼ばれたモダンボーイ・モダンガール夫妻で
展示されている昔の写真を見ると昭和初期、戦前にこんな
ハイカラな暮らしをしてたんか~という住まいぶり!
いまも品川区内に現存する土浦亀城邸はこのご夫婦の
2番目の自邸で昭和初期の木造モダニズム住宅の傑作のひとつ。

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1935年(昭和10年)竣工というから、来年で80年。
木造建築でフラットルーフ。多雨多湿の日本の風土で厳しいものが
ありそうですが・・・
幾多の改修を重ねながら使われてきたようですが、傷みも激しいはず。
いまはどのように使用されているのか判らないけど、東京都の
有形文化財に指定されているから簡単に取り壊されることは
無いでしょうけど、できれば公開して見学できるようになるといいな~

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一方、土浦夫妻と交流があった建築家仲間には前川國男さんも
いたそうな・・・
彼もモダンボーイ!ただし未だ奥さんやガールフレンドがいない
野暮なモボだったらしい(藤森さんがどっかに書いてた)
前川さんの自邸、これまた超有名な前川國男邸はすでにこの
たてもの園に移築されて公開されているので見学もできます。
前川邸には、いつもレアなボランティアがいて、見どころをいろいろ
教えてくれる。建築設計をやっている人たちが有志でやっているようで
「あんた、建築関係のひと?」と確かめて、「そうだ。」と答えると
嬉しそうに専門的なことをいろいろしゃべってくるのだ。
ということで前川邸だけで、とんでもなく時間を擁し、結局いつも
たてもの園全体をけんがくすることが出来ない訳である。

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詳しくはこちら ⇒ 憧れのモダン住宅 - 建築家 土浦亀城・信子夫妻の提案

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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2014-03-24 16:42 | ♪建築家から学ぶ

先輩の仕事を見学

昨日はちょっと時間をつくって、尊敬する大好きなU先輩が大阪で設計施工
されている住宅の見学に寄せて頂いた。
U工務店さんは数寄屋普請の中に日用の普段着生活を取り込んだ設計を
得意とする実力派有名工務店!
車で一方通行の細い路地を入って行くと一目でそれと判る瀟洒な佇まいの
お宅が見えてきた。まず外観でびっくり!おぉ~、お金かかってそうと思って
しまう立派な造り。
棟梁も居られたのでU先輩の設計者としての話から棟梁の仕事の話まで
聞けて大変勉強になりました。建築主さんもこられていたので施主の立場の話も。
建築主さんもいろいろおっしゃっていましたが、かなり気に入っている様子。
ここまでやってるのか!と、こだわりまくった邸宅ですが、先輩のスゴさを感じたのは
決してとらわれていない事。
ともすれば、木の家はこうあるべき、数寄屋とは・・・、自然素材はこのように
使わなければetc こだわってやってるつもりが、いつの間にかとらわれの身に
なってしまい、がんじがらめになってしまう事ってよくあると思います。
ところが、こんなことまでやっているのかと思わす、こだわりのディテールや仕上、
デザインがあると思えば、これでええやん、そんなに気ばってもしゃーないで、と
いった感じのホッとする裏話やちょっとした気配りと工夫で緩急とメリハリを
付けておられる。その融通無碍さが心地よい空間を生んでいる事は間違いない。
(でも、この技は分かっていてもそう簡単にできることでもないのだ。)
「そうか、こんな手があったのか・・・」
「うん、これでいいんだよな・・・」
内部の仕上げや納め方、設えに、今計画している住宅のヒントになることが
たくさんありました。
センパイ、エンリョセズオオイニサンコウニサセテイタダキマス!


桜並木の家[信貴山の棲居]

立ち止まった工業デザイナー・秋岡芳夫はスゴイのだ!

ニッポンでのシャルロット・ペリアン

平屋の暮らしを愉しむ

“天然蒸留水=雨”について考えよう

生物多様性の生活空間・場所~田園住宅のススメ

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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2012-05-25 21:38 | ♪建築家から学ぶ
93歳で亡くなる直前まで鉛筆を走らせていた生涯現役建築家だった村野藤吾の
老練さはつとに有名。若い時から老練であったとの事。若年寄り!それとは違うか。
事務所のスタッフに「家具や照明をちゃんとデザイン出来たら、どんな大きな
建築の設計も十分にこなすことができる。」と話していたという。1930年代以降の
村野さんの設計した建築にはご自身がデザインされた照明が数多く残されている。
照明の数だけエピソードも語り継がれている様ですが、昔、建築雑誌で読んだ
逸話の中に、接待を受けてあるキャバレーに行った時の事、村野大先生はお酒や
お話もそっちのけでバニーガールのお尻を食い入るように繁々と眺めていたそうだ。
一緒に行った所員は「先生もええ歳して好きやな~。」と呆れながらお酒を呑んで
接待を受けていたそうですが、翌日ふと村野さんの製図板を覗き込んで見ると
そこには、昨夜のバニーガールのお尻に付いていた丸い尻尾をモティーフにした
照明器具のスケッチが出来あがっていたそうです。どんな時でも常に建築のことが
頭にあったのですね。建築を愛していた証拠です。ただのエロじいさんでは無かった
のです。(よかった)そのバニーガールの尻尾照明がどこの建物に使われているのか
知る術もありませんが、きっとチャーミングで洒落たデザインなのでしょう。
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さて、上の三つの写真の照明は都ホテル佳水園の照明器具。もちろんどれも
村野藤吾デザインの逸品。一番上は真鍮のフレームに和紙貼りのブラケット照明。
この照明器具はヤマギワでレプリカが製品化されていますね。
真ん中は木枠に和紙のシンプルなデザインのブラケット。階段部分の壁に付いてました。
下も階段の照明で手摺壁の交差する位置に組み込まれています。
どの照明もこれ見よがしではなく実にさりげなく建築空間の点景として灯っています。



ポテトの時間

雨水利用講演会

竜田川いいとこさがしツアー

KATSURAGI BLACK BOX


近代庭園の先覚者・七代目植治と無鄰菴庭園



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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2011-03-26 23:17 | ♪建築家から学ぶ
建築界の巨人・村野藤吾の階段デザインは実に多彩である。
「神は細部に宿る」と言うけれど、村野藤吾は建築の細部(ディテール)に命を賭けた
建築家でした。階段の手摺に触れてみただけで、その建築全体のエッセンスが伝わって
くるようです。写真は先日、見学に行った京都の都ホテル佳水園の階段。
木造の手摺は何でもないようなデザインのようでいて、実に緻密でこだわりまくった
ディテールになっているのです。コーナーの曲がりの部分の加工が凝ってます。
見積りをとると実に高くつきそう・・・
手触りだけではなく、見た目、つまり目触りも良い手摺なのでした。
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ポテトの時間

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近代庭園の先覚者・七代目植治と無鄰菴庭園



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日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
by knaw | 2011-03-23 21:18 | ♪建築家から学ぶ