奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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<   2010年 05月 ( 14 )   > この月の画像一覧

My師匠・吉田先生のところへ行く前にちょっと時間を作って
「札幌聖ミカエル教会とアントニン・レーモンド展を見る。

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小さい展覧会ですが札幌聖ミカエル教会をメインに軽井沢の
旧・夏の家や東京のカニングハム邸、聖オルバン教会、
さらには宮崎にあるという英国館、三重大学レーモンドホール
などレーモンドの木造に焦点をあてています。

日本の風土をキーワードに据えてモダニズムの本質を追い求めた
レーモンドのスタンスがやんわりと伺えるのです。

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さて札幌の聖ミカエル教会というのは、今まであまり
レーモンドの作品集なんかでも大きく取り上げられていない
ように思うのですが・・・
英国館(旧見立鉱業所倶楽部)や三重大のレーモンドホール
(旧三重県立大学付属図書館)も現存するレーモンド建築として
保存されていることも知識不足の小生は知らなかった訳で・・・
一般公開されているんでしょうかね。
ぜひぜひ見てみたい我が未見学建物リストにこの度リストアップ
されることになったことは言うまでもありません。

“Daddy's-athome”「アントニン・レーモンドの展覧会」
by knaw | 2010-05-30 17:55 | ♪お気に入りあれこれ
栗林公園は高松藩主が5代100年以上にわたり手を加えて、延享2年(1745)に
完成させた回遊式大名庭園。
掬月亭は江戸後期の建造とされ雁行型の書院造りであるが、四方正面の書院造り
というのは珍しい。建具の動きによって様々な内外の広がりを見せ、すべての
建具を取り払ったとき室内は庭の一部として同化していることに気づく。
左右の障子を閉めれば正面の景色は矩形に切り取られた一枚の絵画のように映る。
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まぁ、詳しくは書籍なりHPをごらんください。いや、ぜひ現地に出向かれること
をお勧めします。

日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's-athome”
『古典に学ぶ古典を活かす』
by knaw | 2010-05-30 11:31 | ♪お気に入りあれこれ

新緑で隠れる・続

もうじき5月も終わり。
雨が多い、気温の変化が激しい、ちょっと異常気象?な
感じですが木々はすくすくと育つ。
野趣の富んだ庭が好みだと前にも書いたが、ちょっと手も
入れてやらんといかんとも思います。
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こぼれ種で出てきた木の方が高々と育ち、庭師に植えて
もらった樹木が枯れています。(トホホ・・・)
シャラ、ヒメシャラ、ダンコウバイあたりがやばい。
アセビは枯れ死。ヤマボウシの花着きも悪い・・・
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上の写真が5月後半、下は4月末

               新緑で隠れる
by knaw | 2010-05-27 07:23 | ♪お気に入りあれこれ

住宅を買う?時

ある新聞のアンケート調査の結果として、現在は住宅の買い時では無いとの
回答が全体の60%に達しているという記事があった。
特に20代では66.2%と最高。景気低迷による生活不安が要因としてあるようだ。
買い時で無いと回答した人の理由で最も多いのは「十分な自己資金(頭金)が
たまっていない。」というもの。
他に「生活に不安がある。」など。逆に買い時と考える意見には「物件(不動産)
価格が下がっている様に思う。」、「住宅ローンの金利が下がっている。」、
「減税など税制上有利。」など。
住宅購入活性化の政策で最も認知度が高いのが住宅版エコポイントだったという
内容も同じ記事の中に記されていた。当たり前かも知れないが全部、予算に絡む
事ばかり。家を建てるか否かの判断は先ず金か・・・(ちょっと淋しい気もする)
あえて家を建てると表現したが、記事の中では家を建てるという言葉・表現は
一切出てこない。他の物品と同じように購買対象として家を買うという表現に
なっているのです。(市井のひとびとのほとんどがそんな意識なんでしょうね。)
まあ記事の表現方法のひとつかも知れませんが、こうも住宅を買う買うという
言葉・表現が並んでいるとうんざりします。家づくりをひとくくりに結論付ける
のはやめてほしいですよね。そんな意識じゃない人も確かにいるのだから。
by knaw | 2010-05-25 16:47 | ♪ニュース

旅先のゲストルーム16

スペインアンダルシア地方のイメージを模した建築。三重県の賢島にある
プライムリゾート賢島。エントランスがあるセンターゾーンを中心に
ウエストウイング、イーストウイングに分かれ趣の違うふたつのパティオを
囲みゲストルームが配置され、異国情緒を誘う。ただしテラスから眺める
海はどう見ても地中海ではなく、あくまでも英虞湾なのだ。
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高級感がありながら素朴な素材感が上手く表現された空間で居心地がよい。
シアターやフィットネス以外に小さいが充実したライブラリーも滞在型
ホテルとしてはGoodなのである。
何度か泊ったがいつも広いテラスに間口の広いスパニッシュツイン。
前室や水廻りを除いて約25㎡あるから余裕。(こどもが小さかった時なので
ベッドで添い寝だったけど、このサイズならエキストラベッドを入れても
ゆったりと使えそう。)トイレがドレッシングルーム・バスルームと別と
いうのがニッポンジンにはフィットするんだ。テラコッタタイルの床仕上げ
の部屋があるのだけれど、泊まった部屋はいつもカーペット敷。
初めて泊ったのがまだ勤めていたころ、会社の旅行で。宴のあと、シーズン
オフのプールに皆で飛び込み大暴れ・・・ (よくもまぁ、その後ブラック
リストに乗り立ち入り禁止にならなかったもんだと思うくらいの暴れっぷり
だった)家族で行った時はまだ赤ちゃんだった下の娘がプールで溺れかけて
他所の人に助けてもらった事を思い出す。
このホテルのキーポイントはプールなのだ。
by knaw | 2010-05-21 06:42 | ♪旅先のゲストルーム
先行き不透明、頭打ちになったり壁にぶち当たったり、行き詰ったり・・・
なかなか世の中思うように進みません。
そんな時、かつて一世を風靡した名著を読み返してみるとひょんなとこに
突破口のヒントがあったり、気持ちを切り替えられたりすることも。
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いまは読書の秋ではありませんが、春も本を読みましょ!

『ボートの三人男』どうぞ!34年ぶり新装版登場
詳しくはWEBサイト
by knaw | 2010-05-19 00:55 | ♪お気に入りあれこれ
今週は平成22年度一級建築士試験の受付申込みの週だった。
受付業務の代行をする建築士会の役でその担当になっているので、今週は2日間
その受付業務に行ってきましたが全体的に受験者数は減っているようです。
まあ、日本の人口が減少時代に入っているし少子高齢化もあって建築士試験を
受験する人がそうそう増える訳もないでしょうが・・・。
最近は初受験じゃなければインターネット申請もできるようになり、過半の方が
ネット申請のよう。受付窓口に来る人はどんどん減り、ひと昔前と比べると受付
窓口の慌ただしさはすっかり無くなりました。
受験者にはいろんな方がおられます。学校をでて初めて受験するフレッシュな若者。
何回も挑戦しているベテランさん?設計をしている人、工事をしている人、今は
建築の世界にいてない人も。
願書に目を通すと不景気が影響してか有名大学を卒業していたり、大学院をおえて
いるのに無職という若い人が多いです。まだ、本当に自分は何がしたいのかが
判っていない人も多いのだと思います。建築系の学校を出て受験資格があるのだから、
とりあえず受けてみようといった感覚の人も多いんじゃないかな。
僕が偉そうにいうことではないですが、そんな思いではなかなか合格しないです。
今年も何人か知人達があちこちの府県で受験しますが、このシーズンになると顔を
あわせると試験勉強の事などが話題に上がりますが、合格する秘訣は何と言っても
「他の誰よりも一級建築士の資格が欲しい!」という強烈な執念を持っていること。
勉強方法や学習時間なんて二の次です。死んでもこのライセンスを取りたいという
強い気持ちがあれば必ず通ります。べつに一級建築士の資格をとっても偉くなる
訳じゃないし、設計が上手くなる訳でもない。設計料をいっぱいもらえる様になる
訳でも無し、仕事がいっぱい来る訳でもない。
要するに資格を取っても持ってなくても、あんまり身の回りは変わらんというのが
実態。だから何が何でも合格したい!という執念が薄れるんでしょうね。
10年もやっていると願書の記入の仕方や、申込に来た時の所作でその受験者が
合格するだろうなとか、今年も無理ちゃうかというのがなんとなく分かるものです。
さあ、我が同志たちよ、人を蹴落としてでも自分は今年の試験で合格するぞという
くらいの熱い想いと強い情念で頑張って下さいませ!ケントウヲイノリマス
by knaw | 2010-05-14 19:18 | ♪建築現場から

補足解説・木製建具偏愛

いわゆる建具屋さんが作る木製建具と木製サッシというのはちょっと
違いがあります。
今時はアルミサッシが圧倒的で結露防止や保温性が良いとされる樹脂サッシ
なんかも登場してきましたが、そもそもサッシ(sash)とは、建設業界では
サッシュと言ったりもしますが窓枠として用いる建材のことだったり、
窓枠を用いた建具であるものがサッシと呼ぶことが多いようです。
木製に限らず元来「建具」というのは枠とは別ですからね。
枠と建具が一対になったものを「サッシ」と解釈したらいいと思います。
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上の写真は室内から外部に出る部分に設えられた掃き出しの開口部であり、
木製サッシが取り付けられています。加茂サッシと呼ばれるもので、新潟県
加茂市にある加茂建具協同組合が製作している枠一体型のサッシで全開型と
呼ばれるタイプ。全て戸袋内に収納されるんですね。外から順に雨戸、網戸、
ガラス戸、戸襖、紙障子を組みこんでいます。5重の重ね使いです。
この木製建具の開発には師匠・吉田桂二先生が深く係っておられ、工場で
3部門の分業により製作され、部材を現場に搬入しノックダウン方式で組み
立てる仕組みらしいです。完全受注生産でアルミ製以上の性能を保持するよう
ですが、値段も高額。デザイン性に幅が無いのも難点であると思います。
他にも国内外を問わず、木製サッシメーカーというのは結構あるのですが、
どれも同じような問題を抱えていますね。
下の2枚の写真は建具職人が製作した一般的な木製建具。これも全開できる
ようにはなっています。重ね使いの作法は先の加茂サッシと同じ。
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木、アルミ、樹脂など素材によっても製作方法によってもいろいろな建具が
あるのですが、いずれにしても家を建てようと思う一般の方にはいろんな
選択肢があることを知ってもらいたいと思うのです。
開口部の設えは住宅の生命線といっても過言ではないのです。

日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
木製建具偏愛-住宅の窓・開口部~日本の風土と建具デザインと居住環境Ⅱ
by knaw | 2010-05-11 13:50 | ♪お気に入りあれこれ

ヨコハマK・Q・Jの塔

資料によると平成15年10月31日竣工となっているので、もう7年ほど
前のことになる。横浜税関の建物が増改築工事を終えてお披露目するという
ので見学会があったらしく知人が行かれた。「良かったわよ!」と後で話を
聞かせてもらいパンフレットまで頂いた。
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“生まれ変わる横浜の女王”と見出しがあり1859年の横浜港開港に伴い、
徳川幕府によって設置された神奈川運上所が翌年に横浜税関として改称された
のが始まりで現在の税関は三代目の建物で昭和9年に完成。平成3年には
横浜市登録歴史的建造物に指定されていることをそのときに知った。
老朽化と業務拡大による執務スペースの不足などが理由で大掛かりな大改造を
行っていたのだが、連続アーチなどの優雅な佇まいから「ハマの女王」と呼ばれ、
イスラム風の塔が「クイーンの塔」という愛称がついている事も教えてもらった
のですが、建築そのものよりもその“呼び名”が琴線に触れたんですね。
なんともヨコハマらしいというか・・・
女王様と呼ばれる建物ってどんなんかなと・・・
女王(クイーン)が居るなら王様(キング)や王子(ジャック)も要るのかいな?
漠然とそう思ったら、要るのですねこれが。
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神奈川県庁舎(昭和3年完成)の塔屋を「キングの塔」、横浜市開港記念会館
(大正6年)の塔屋を「ジャックの塔」と呼ぶらしいです。一番年上が王子様と
いうのも変ですけど。その後、横浜に行った際順番に見て回りましたが、
どうですか?それぞれ王様・女王様・王子様に見えますか。
あえて、どの写真がどの建物と記しませんので、横浜近辺以外の方、当ててみて
下さい。(パンフの表紙でクイーンはわかっちゃいます)
by knaw | 2010-05-10 07:43 | ♪度々の旅

やっぱり手描きで

相変わらず手描きで図面やスケッチを描くことが多い。実施図面や申請図は結局の
ところCAD図にしているのだから最初から入力しておくと変更や訂正も楽ちんと
いうものだろうが、どうもそうは出来ないのである。
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昨日もやっぱりスケッチブックやトレーシングペーパーに鉛筆で描いて、この先
計画がまとまっていくと最終はCAD図で清書するという手順。
これを単に二度手間といってしまうとそれまでですが、鉛筆で描いて消しゴムで
消してという地味な作業を繰り返している方が全体から部分、部分から全体という
フォーカスがきちんと出来て(CADやCGがそうできないわけじゃないでしょうが)
ぼくにとってはいいんです。
by knaw | 2010-05-09 10:09 | ♪お気に入りあれこれ