奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

<   2010年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧

近頃の収穫と・・・

野菜や果実、最近の収穫ほか
c0175075_18274174.jpg

家の周囲の生態系は年々変わってきて、今年はご覧のような怪しげな
キノコがいっぱい生えている。
c0175075_18285697.jpg
c0175075_1829361.jpg

by knaw | 2010-06-27 18:29 | ♪百姓に目覚め至極満足に暮らす

非公開の庭ふたつ

普段は一般公開されていない庭をふたつ同日に見学する機会を得ました。
最初は坂本・律院。
もとは比叡山横川谷の総里坊格(旧松禅院)の寺で里坊中でも一段格が高いとされ、
表構えや穴太衆積みの石垣も立派。庭は保科寺宗秀の作庭であり曲流回遊式の庭園。
比叡山からの自然水をそのまま引き込んでいます。江戸時代初期の作庭と言われ、
流水の手法が見事。回遊式とはいえそんなに広い庭では無かったですが書院から
東南に開いた庭の眺めは絶品。ここでは住職・叡南俊照師のありがた~いお話も
お聞きした訳です。
c0175075_0342864.jpg

叡南俊照師は大阿闍梨(おおあじゃり)と呼ばれる大変ご立派な方なのであります。
大阿闍梨って何ですか?という声が聞こえてきそうなのでちょいと偉そうにご説明
致しましょう。(詳しくは知りませんが)千日回峰行なる7年越しの過酷な修行を
満行した行者のことなんですね。
生き不動として京都御所にだって土足で参内できるとか。その大阿闍梨曰く「この
庭は日本の100庭園のひとつに数えられるのです。」との事。「誰が選んだのかは
知りませんが。」とも。なんじゃそりゃ!

次に訪れたのは建仁寺山内大統院。
大本山建仁寺塔頭寺院のひとつである大統院は建仁寺夢窓派の青山慈永(せいざん
じえい)禅師により開かれた寺院。唐門を潜ると瞳に飛び込んでくるこれまた
小さな庭にはちょっと古い表現ですが、ビビビときた訳です。由緒ある古い寺院の
庭園とは思えない斬新でシャープでスマートなデザインではありませんか。
そして住宅の庭というくらいのヒューマンスケール。
c0175075_0345484.jpg

建仁寺派管長小堀泰巌老大師によって「耕雲庭」と命名されたこの庭は現代庭匠の
ひとり北山安夫氏の作庭。(こちらもどうぞ)この庭が整備されてからまだ日が
浅いのか、ちょっと綺麗過ぎるというかシャープに感じるのもその辺もあるのかも
知れません。木々の枝の間から無粋なビルがちらちら見えちゃっているのも、
まだ十分に緑が育っていないからでしょう。数年経てばいい感じに馴染んでくる
ように思います。でも市松模様に敷き詰めた石のエッジはいまくらい効いてるほうが
僕の好み。全部で18枚敷き詰められた御影石、ひとつだけコーナーが揃っていない
箇所があるのですが、なぜでしょう?すごく気になった訳です・・・。
by knaw | 2010-06-24 00:37 | ♪樹の庭・石の庭・水の庭

文化財の石橋

比叡山坂本の日吉大社は神代に創建されたことがうかがえ、日本で最も古い神社の
ひとつとされています。もみじで有名なここの境内・日吉の森は多くの国宝や
重要文化財があるのですが、この石橋も重要文化財。無垢の石を掛け渡した
素朴な石橋は力強く、ただそこに在るだけで絵になっています。下を流れるは大宮川。
c0175075_134048.jpg
c0175075_13401248.jpg

by knaw | 2010-06-23 13:40 | ♪度々の旅

桑名で上棟

桑名の家が上棟しました。
雨に降られて途中中断もありましたが無事上棟完了。
棟梁はじめ皆様お疲れさまでした。
合板などを使わず通し貫で固めた軸組みです。
これは、この家を協働している友人・明日桧さんの得意技!
小屋組は登り梁で全部、化粧で現します。これはうちの十八番。
構造とプランが不即不離に一致したシンプルで自然な家を目指します。
c0175075_026641.jpg
c0175075_0261253.jpg
c0175075_0261869.jpg
c0175075_0262515.jpg

c0175075_0295730.jpg

c0175075_0263270.jpg
c0175075_0263947.jpg

by knaw | 2010-06-20 00:37 | ♪建築現場から

ある石垣

三重に打ち合わせに行く途中、通る道から見える石垣。
実は随分前から知っていたので気になっていた。
c0175075_834433.jpg
c0175075_8341571.jpg

これはある石屋さん(石材店)の敷地の廻りをぐるりと取り巻いている石垣(かなりの
延長があり、写真にはありませんが結構な高低差がある場所もあるのです。)なのですが
廃材や余った石をせっせと積み重ねて組んだ石垣の様です。つまり“まかない”の石垣
ですね。もしかしたらまだ見習いの石工が練習も兼ねて積んだのかもしれません。
知りませんけど・・・
正攻法で見ると、たとえば穴太衆積み*のように芸術的でもないでしょうし、力学的に
理にかなった積み方になっているわけでもないですから何のことは無いのでしょうけど、
結構味のある石積みに感じるのです。(実はこういう石垣のほうが宅造基準の擁壁より
丈夫だったりして・・・)ほんのひとかけらも無駄にしない「もったいない」という
精神がそこに裏打ちされています。 それがウツクシイと感じる!?

*穴太衆積み=滋賀県坂本の少し南にある穴太という村の石工集団を「穴太衆」と呼び、
          彼らが積んだ石組みを「穴太衆積み」と呼びます。昔から超一級の
          技術者集団であり、もとは百済系の渡来人の末裔とも言われている
          ようです。その卓越した石組みの技は大阪城や彦根城、金沢城など
          城郭に活かされ高く評価されてきました。その組み方の特徴は素材と
          しての自然石を加工せずに使い、巨石の隙間に小石を挟み巧みに面と
          角を構成し積み上げるいわゆる野面積み。大胆かつ素朴で構築的な
          美しさをもっています。
c0175075_9225981.jpg

             大津市の重要伝統的建造物群保存地区 坂本 の「穴太衆積み」
 
         
by knaw | 2010-06-17 09:26 | ♪お気に入りあれこれ

草むらに白いネコ

質疑回答を書いていると、まどの外で白い物がよろよろと動いています。
何かと覗いてみたらちっちゃな白い子猫が4匹。その小ささから生まれて
間が無い様子。母猫についてきたところはぐれたか?あとで母猫らしき
ヤツも顔を見せたが、野良猫の赤ちゃんか捨て猫か判りません。
c0175075_23335519.jpg

疲れたのか果樹園の草むらでだんごになってうずくまっていました。
うちの畑におらんといて。と退場していただこうと思いましたが
動こうとしません。見れば愛くるしいまんまるお目目でこっちを
見るではありませんか。どうしたもんでしょう。
by knaw | 2010-06-10 23:35 | ♪お気に入りあれこれ
「和」を象徴する引戸文化 の補足
日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”

*1 日本の伝統建築は常に豊かな軒内空間をもっていました。そこには
   内外の融合調和という共通の性格があり広縁と呼ばれるその中間領域は
   流動する空気と光の陰影に彩られたフィルターとして、たえず内と外の
   繊細で有機的な関係を意識させています。

c0175075_9592557.jpg
c0175075_9594448.jpg
  

*2 旧猪俣邸は故・吉田五十八氏の設計によるもので、1962年8月に竣工した
   木造平屋(一部RC)の武家屋敷風の趣がある数奇屋建築である。
   玄関ホールから入ったメインの居間は2間半の間口が全開できる木製建具が
   設えてあります。居間の北側には小さいながら中庭も配されており、心地
   よい風が流れる工夫が見られます。2間半の間口をそれぞれ2枚づつの雨戸、
   網戸、ガラス戸、障子戸で構成され、回遊式の日本庭園と居間を有機的に
   繋いだり閉じたりできる仕組みです。平屋とはいえ、さすがに2間半を
   飛ばした開口幅は実は鉄骨により補強され瓦屋根の荷重を受けることに
   なっています。その他にも工夫を凝らした建具の造作により開放的な空間が
   作られ、吉田五十八風近代数奇屋住宅のエッセンスが随所に見られるのです。
   現在は主が亡くなられ「貴重な文化財として末永く残したい」という遺族の
   意向から、トラスト運動により成城五丁目猪俣庭園として一般に公開されて
   います。

c0175075_101441.jpg
c0175075_1015697.jpg
   

*3 横内敏人先生による住宅
   低く深い軒内空間とほぼ全面の開口部は可動部分と嵌め殺し部分に分かれて
   います。床高さを低く抑えているので庭と室内床面の連続性がより一層強い
   ものになります。ヒューマンスケールの寸法設定が居心地のよさにつながる
   のです。

c0175075_1034927.jpg


*4 永田昌民氏の住宅(中野の家)
   どの部屋からも庭を眺められるようにというリクエストに応えて、少し贅沢
   なことをさせてもらった・・・と設計者の永田氏は著書で述べています。
   庭を眺めるという一点では余計なものは無いほうが良いので、構造体である
   柱以外は見えないように意図されています。季節の移り変わりや時間の流れに
   応じて使い分ける事ができる建具の重ね使いは生活を豊かなものにして
   くれるはずです。
by knaw | 2010-06-08 10:11 | ♪お気に入りあれこれ
バスマスクって知ってますか?僕は最近まで知りませんでしたがバスのフロントに
マスクみたいに広告や啓発内容などを取りつけて広く市井の人々に告知しようという
PR方法のひとつ。
生駒市環境基本計画推進会議(通称ECO-net生駒)まち・みち環境部会のプロジェクトで
ある「みんなでエコドライブ!きれいにかしこく安全に」の事業で賛助会員でもある
奈良交通㈱のご協力でエコドライブ啓発のマスクを取りつけた路線バスが環境月間の6月、
生駒市内の各バス路線を走ります。6月5日は「環境の日」ということもあり、この日が
マスクの引渡し式&出発式でした。
c0175075_18285419.jpg

マスクをつけたバスを見かけたらちょっと注目してみて下さい。何が書いてあるでしょうか?
c0175075_18295351.jpg

マスクを取りつけたバスがずらりと並び、なかなか壮観。全部で50台。
拍手とカメラのフラッシュの砲列の中、1号車が出発して行きました。
運転手さんちょっと緊張!?
c0175075_1830134.jpg
c0175075_18304176.jpg

by knaw | 2010-06-05 18:33 | ♪ニュース