#
by knaw
| 2008-08-22 06:46
| ♪スタディ/エスキース
「山路を登りながら、こう考えた。知に働けば角が立つ。情に棹されば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安いところに
引き越したくなる。どこに越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらする
唯の人である。唯の人が作った世の中が住みにくいからとて、越す国はあるまい。~略~
越す事のならぬ世が住みにくれば、住みにくい所をどれほどか、寛げて、束の間の命を
束の間でも住み良くせねばならぬ。ここに詩人という天職ができて、ここに画家という
使命が降る。
あらゆる芸術の士は人の世をのどかにし、人の心を豊にするがゆえに尊い。」
夏目漱石『草枕』より
漱石が言うように芸術は人間の魂の救いです。建築は純粋芸術ではないけれど、
建築家の職能は「草枕」に謳われている“芸術の士”に通じるところがあります。
その源となるのは風景であり、風景をかたち作っているのが日々の暮らし。
最も広く考えれば、我々の生活の集積が風景となって現前していることは言うまでもなく、
身近な住風景の時間的堆積が風土を成していきます。
日々の生活を内包する住まいは人間の心を支える母であり、精神を鼓舞する父でも
あります。いかに世の中が変わろうとも、人が美しいと思える景色、心安らぐ暮らし、
気持ちをリフレッシュさせる空間を希求することに変わりはありません。
それらを満足する住まいとはどんなものでしょうか。それは肩肘張った特別なものでなく、
いつの時代でも普遍に通じる至極明快な“普通の家”だと思います。
造形表現の差異を過剰に強調したデザインにとらわれることなく、最新の技術や設備に
頼り切ることなく、時代の潮流に流されることもなく、その家に暮らす人の目線で
身の丈にあった“普通”の住まいを考えたいと思います。
“暮らし”と“場所”と“時間”の開放する いい家づくり10の目標とポイント
・ お仕着せの暮らしをさせない身の丈にあった家
・ 暮らしの変化に対応できるあいまいで融通がきく家
・ 道や隣家に対し気配りができている町並みに馴染んだ家
・ 四季の移ろいを感じる自然を活かした家
・ 風通しよく陽当たりのよい冬暖かく夏涼しげな家
・ 拠り所となる中心があり住み手にとって愛着がもてる要素がある家
・ ひとつ屋根の下の感じがするのびやかでおおらかな家
・ 身だしなみを整えた清楚で慎ましやかな家
・ 土地を有効に使い土地の特性をうまく活かしてしる家
・ 構造と技術を感じるシンプルで明快な家
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安いところに
引き越したくなる。どこに越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらする
唯の人である。唯の人が作った世の中が住みにくいからとて、越す国はあるまい。~略~
越す事のならぬ世が住みにくれば、住みにくい所をどれほどか、寛げて、束の間の命を
束の間でも住み良くせねばならぬ。ここに詩人という天職ができて、ここに画家という
使命が降る。
あらゆる芸術の士は人の世をのどかにし、人の心を豊にするがゆえに尊い。」
夏目漱石『草枕』より
漱石が言うように芸術は人間の魂の救いです。建築は純粋芸術ではないけれど、
建築家の職能は「草枕」に謳われている“芸術の士”に通じるところがあります。
その源となるのは風景であり、風景をかたち作っているのが日々の暮らし。
最も広く考えれば、我々の生活の集積が風景となって現前していることは言うまでもなく、
身近な住風景の時間的堆積が風土を成していきます。
日々の生活を内包する住まいは人間の心を支える母であり、精神を鼓舞する父でも
あります。いかに世の中が変わろうとも、人が美しいと思える景色、心安らぐ暮らし、
気持ちをリフレッシュさせる空間を希求することに変わりはありません。
それらを満足する住まいとはどんなものでしょうか。それは肩肘張った特別なものでなく、
いつの時代でも普遍に通じる至極明快な“普通の家”だと思います。
造形表現の差異を過剰に強調したデザインにとらわれることなく、最新の技術や設備に
頼り切ることなく、時代の潮流に流されることもなく、その家に暮らす人の目線で
身の丈にあった“普通”の住まいを考えたいと思います。
“暮らし”と“場所”と“時間”の開放する いい家づくり10の目標とポイント
・ お仕着せの暮らしをさせない身の丈にあった家
・ 暮らしの変化に対応できるあいまいで融通がきく家
・ 道や隣家に対し気配りができている町並みに馴染んだ家
・ 四季の移ろいを感じる自然を活かした家
・ 風通しよく陽当たりのよい冬暖かく夏涼しげな家
・ 拠り所となる中心があり住み手にとって愛着がもてる要素がある家
・ ひとつ屋根の下の感じがするのびやかでおおらかな家
・ 身だしなみを整えた清楚で慎ましやかな家
・ 土地を有効に使い土地の特性をうまく活かしてしる家
・ 構造と技術を感じるシンプルで明快な家
#
by knaw
| 2008-08-21 16:00
| ♪設計コンセプト
中 尾 克 治
1964年奈良県生駒市に生まれる
祖父、父が大工棟梁の家で育つ
1987年、金沢工業大学工学部土木工学科卒業後
独学で建築を学び、設計事務所にて修行
2001年に中尾克治建築設計室を開設する
独立後、建築家・吉田桂二氏に師事
京都造形芸術大学大学院環境デザイン領域建築デザイン分野で
建築家・横内敏人氏に師事する
主に住宅の設計を手掛け、現在に至る
家族は妻がひとり(当たり前?!)娘がふたり
一級建築士 大臣登録 第240995号
統括設計専攻建築士 第1290500003号
JIA登録建築家 第20401970号
特殊建築物等定期調査技術者 第29209号(奈特建508号)
建築設備定期検査資格者(奈設備114号)
奈良県被災建築物応急危険度判定士 第4111102号
なら住まいアップセンター、生駒市、奈良市 住宅相談 相談員
住宅保証機構 住宅瑕疵担保責任保険現場検査員 09029-B1-05705
住宅保証機構 住宅瑕疵担保責任保険保険募集人 2900-1-50255-021
その他、ハウスプラス住宅保証、住宅あんしん保証、ハウスジーメンの
住宅瑕疵担保責任保険現場検査員
所属職能団体 (公社)日本建築家協会 近畿支部
(一社)奈良県建築士会 生駒支部
(一社)なら建築安全支援協会
一級建築士事務所 中尾克治建築設計室
奈良県生駒市有里町117-19 〒630-0233
telephone 0743-76-2744
facsimile 0743-76-5988
URL http://daddys-athome.jp/ 日用の住宅考WEBマガジン“ダディーズ アットホーム”
一級建築士事務所登録 奈良県知事登録 第2011(は)1796号
建築士賠償責任制度加入事務所 No.3535
業務内容 建築設計監理・調査企画、家具デザイン、庭園デザイン
特殊建築物定期調査、建築設備定期検査、耐震改修、
リフォーム・リデザイン設計
所属建築士 一級建築士2名
1964年奈良県生駒市に生まれる
祖父、父が大工棟梁の家で育つ
1987年、金沢工業大学工学部土木工学科卒業後
独学で建築を学び、設計事務所にて修行
2001年に中尾克治建築設計室を開設する
独立後、建築家・吉田桂二氏に師事
京都造形芸術大学大学院環境デザイン領域建築デザイン分野で
建築家・横内敏人氏に師事する
主に住宅の設計を手掛け、現在に至る
家族は妻がひとり(当たり前?!)娘がふたり
一級建築士 大臣登録 第240995号
統括設計専攻建築士 第1290500003号
JIA登録建築家 第20401970号
特殊建築物等定期調査技術者 第29209号(奈特建508号)
建築設備定期検査資格者(奈設備114号)
奈良県被災建築物応急危険度判定士 第4111102号
なら住まいアップセンター、生駒市、奈良市 住宅相談 相談員
住宅保証機構 住宅瑕疵担保責任保険現場検査員 09029-B1-05705
住宅保証機構 住宅瑕疵担保責任保険保険募集人 2900-1-50255-021
その他、ハウスプラス住宅保証、住宅あんしん保証、ハウスジーメンの
住宅瑕疵担保責任保険現場検査員
所属職能団体 (公社)日本建築家協会 近畿支部
(一社)奈良県建築士会 生駒支部
(一社)なら建築安全支援協会
一級建築士事務所 中尾克治建築設計室
奈良県生駒市有里町117-19 〒630-0233
telephone 0743-76-2744
facsimile 0743-76-5988
URL http://daddys-athome.jp/ 日用の住宅考WEBマガジン“ダディーズ アットホーム”
一級建築士事務所登録 奈良県知事登録 第2011(は)1796号
建築士賠償責任制度加入事務所 No.3535
業務内容 建築設計監理・調査企画、家具デザイン、庭園デザイン
特殊建築物定期調査、建築設備定期検査、耐震改修、
リフォーム・リデザイン設計
所属建築士 一級建築士2名
#
by knaw
| 2008-08-21 13:00
| ♪プロフィール