奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

大名古屋威風堂々

仕事の打合せで愛知県庁へたびたび行く。行く先は別の庁舎なのですが、
名古屋駅から地下鉄に乗り換え最寄り駅を降りて地上へでると、名古屋城の傍に
鎮座する帝冠様式の愛知県庁本庁舎は威風堂々とお出迎えしてくれます。
茶色のレンガタイル壁面の中央頂部に名古屋城天守閣かと見間違えるような
ご立派な屋根が乗っかっています。いささか不釣り合いとの感じもありますが、
まぁ名古屋っぽいといえば名古屋っぽい。

c0175075_0553134.jpg

c0175075_0554540.jpg

道路を挟んですぐ左隣にはこんどは名古屋市庁舎。こちらも立派な様式建築。
中央の高い塔屋は時計台になっていてやや大陸的な屋根形に思える。
県庁のほうが古いのかと思いきや、昭和13年完成で、昭和8年完成の
市庁舎より5歳若い。
平成26年にそろって国の重要文化財(建造物)に指定されて、仲良く並ぶさまは
まるで老夫婦のよう。


WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-15 01:11 | ♪お気に入りあれこれ

ロの字平面の二世帯住居

L字平面の親世帯と子世帯のすまいがカギカッコのように中庭を内包しながら
対峙する二世帯住居の提案プラン。

c0175075_2135142.jpg
c0175075_214854.jpg


親世帯は平屋、客間としての和室6帖は子世帯も利用する事を想定。
親スペースは寝室とダイニングリビング+畳コーナーという最小スペースに留める。
玄関も水廻りも共用することで床面積を押えています。
子世帯のダイニングリビングは中庭に面する。吹抜けと一体となったリビング階段
の上部からもハイサイドの光が差し込むと共にドラフト効果で空気が滞留しない
ようにしている。2階は個室スペース、お兄ちゃんの部屋は独立だが、双子の娘の
スペースはふたりで共有。夫婦寝室の手前に前室を兼ねたWICにするのは
我が事務所の定番のひとつ。こうすることでプライバシー性を高く保つ。


WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-11 21:20 | ♪スタディ/エスキース
新しい建築計画が始まると、先ずは建築敷地に出掛けてゆく。
実際にその場所に立って見て、周辺の環境がどうなっているのか、
お隣の家の様子はどんな感じか、敷地と道路の関係はどうか、などなど
敷地をよく見て、良く知っておくことは最低条件。

c0175075_22183642.jpg


では、実際にどんなことを見ているか、人(設計者)によって多少違いはあれど、
大体同じではないか?
前面道路の幅、接道長さ、敷地の高低差、周囲との高低差、隣家との距離、
隣家の窓や出入り口の位置、隣家の洗濯物はどこに干してあるか、電柱などの
位置、マンホールや水路の位置、地域のごみ集積所の場所、道路の交通量、
最寄りの駅やバス停の方向と距離感、学校やスーパーの方向、などなど。
そんな具体的なことから、風はどっちから吹いているか、日差しの入り方はどうか、
周りにはどんな景色がひろがっているかといったことから、北緯・東経、標高、
もちろん方位の確認。
あとは役所へ行って法的なチェックやインフラ整備の状況など・・・
どんな小さな仕事でも、半日では終わらない。一日仕事なのである。


WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-10 00:12 | ♪建築現場から

エレベーターの通る道

ある教会でバリアフリーの工事、進行中。
予算や工期など厳しい条件のもと現場サイドは奮闘頂いています。
エレベーターを設置する部分の床スラブが撤去され、
ピットが掘られ、ここをエレベーターが上下するんだという、
昇降路部分が顕わになってきました。

c0175075_0345258.jpg
c0175075_035767.jpg

いまは周囲の構造体がむき出しになった状態。これから、
撤去した部分の補強、耐震チェックによる補強などを行い、
エレベーターを取り付ける事になります。
実はエレベーターを設置する建てものの仕事は久しぶり。
今回はコンパクトタイプのエレベーターで取付方法も仕様も
従来の物とは随分違う。こんな狭小スペースで納まっちゃうのかと
言う感じです。


WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-09 00:48 | ♪建築現場から
以前、尾道方面へ行った時、宿泊しようと思った(結局は別にもっと
いい宿を見つけたら泊まらなかったのだけど)ホテルの敷地に
建っていた建てもの。この存在を知らなかったからなんの建てもの
なんだろうと思って見に行ったら、それはガラス張りのチャペル。
c0175075_2154636.jpg


ガラス張りのチャペルなんて、たいして珍しくも無いのかも知れないけど
その周りに2重のらせん階段(というかスロープというか)が絡み合って、
この絡み合うらせんが上部でリボンのようにひとつに結んで、自立する
構造になっているそうである。もちろんらせん階段の頂部は瀬戸内海を
見下ろす展望台になっている。ふたつのらせん(新郎と新婦)が寄り添うように
輪になって、ひとつに結びあうという構成がベタですが、それでもロマンティックで
美しい。思いがけずいい建築に出会った!
設計者はNAP建築設計事務所の中村拓志さん。隈研吾事務所出身の
若い建築家だ。


WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-08 00:10 | ♪度々の旅

閑谷の石塀

建築士会の研修見学で岡山方面へいってました。
2年ぶりに閑谷学校へも訪れる事になりましたが、相変わらずの
石塀の存在感の凄いこと。
この石塀は学校の校地を取り囲むようにあり、まさしく聖域を縁取る
結界になっているのですが、これ単体が彫刻家による作品が横たわっている
かの様です。

c0175075_20352458.jpg


閑谷学校について初めて知ったのは25年ほど前、建築家・宮脇檀さんが
上梓された「度々の旅」というPHPから出版された宮脇さんの建築旅の
エッセイ本で。
それ以来、何度か訪れましたが、確か今回は5回目?
初めて行った時に比べると、随分観光地してきて、道路や駐車場も整備され、
閑かな谷あいの修道院のような風情はすこしばかり薄れてきたようにも
思うけれど、それでも圧倒的な重量感の石塀や備前瓦の豪壮な建物の
威容は昔のまま。
延長765メートルもあり、敷地の周囲を大蛇の様に横たわっている石塀は
高さ≒1.5m、厚さ≒1.8mほどで瀬山石と呼ばれる水成岩で精密に
積み上げられています。大きい石ばかりを組み合わせて積み上げているのでは
なくて、内部は同じ石の割栗石(ちいさく砕いた石)を充填させ、周囲を
大きい石で張り巡らせているそうです。屋根の瓦もそうですが、全体的に
朝鮮系の大陸のニオイが感じ取れるのです。

WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-07 20:57 | ♪度々の旅

ニコイチの家

ひとつの敷地にはひとつの家しか建築できないというルールがあります。
ということで、2世帯住宅など1敷地にふたつ以上の世帯が居住するような
住宅の場合、建築基準法上はひとつの建て物と判断できるように棟が
一体になっていることが一般的。
プライバシーを確保しつつ、コミュニティーを指向する2戸1住居の計画。

c0175075_1235363.jpg
c0175075_124334.jpg


動脈と静脈
をご覧ください。


WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-02 01:33 | ♪スタディ/エスキース
8月も終わり9月に入り、稲穂も出てきました。
このあたりの水田ではあとひと月ほどすぎると
収穫です。

c0175075_239395.jpg



WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-01 02:40 | ♪百姓に目覚め至極満足に暮らす

透ける建築

岡山大学のキャンパス内にあるJunko Fukutake Terraceは
妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築家ユニットSANAAの設計による
瀟洒なカフェ。
この世界的建築家の得意な細ーいスチールの柱に薄ーいスチールの
シーツを広げた波打つ屋根、重たい壁はほとんど無く、透けた空間。

c0175075_121753.jpg

9月に建築士会の見学会でも、ここを訪ねるのですが、愛知県内で
計画中の公園施設の参考イメージのひとつで、いままで2回行った事が
ありますが、再度じっくり見学させてもろうと思っています。

真似をしようという訳じゃないのですが、要求されていることに
建築物を目立たすな!というのがあって、こうした透明感のある
空間を目指したいとおもっているところ・・・


WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-08-31 01:28 | ♪建築家から学ぶ

境界を明示せよ!

敷地が広いと、いろいろ融通がきいて良い事もあるけれど
なまじ広いと開発許可という、許認可を得なければならないことが
ちょくちょくある。
この現場も建てる建築物は小さいのだけれど、開発許可が必要に
なり、おまけに境界の明示も必要。
建築物が建つ敷地には2つの境界があって、ひとつは道の境界。
もうひとつは隣や裏の土地との境界。
人は境界があると、互いにそれを守ろうとします。
そこにいさかいが起らないとも限りません。ということで、
隣接地の所有者や道路の場合は道路の管理者(一般的には
市役所などお役所)に立会してもらって、ここまでがこちらの土地、
この位置からそちらが貴方様の土地ということでよろしいですね!と
双方合意の上で筆界(土地と土地の境界)を決めます。
境界を明示しておくことはお互いの所有地がどこまでということが
はっきりして末代まで安心。大事なことなんです。
でも小さい仕事だと、割が合わない事が多い・・・
あぁタイヘン

c0175075_2113255.jpg



WORKS

c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-08-29 21:20 | ♪建築現場から