奈良県の一級建築士事務所 (建築設計事務所) 中尾克治建築設計室のブログ 建築設計監理・家具デザイン・庭園デザイン


by knaw
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閑谷の石塀

建築士会の研修見学で岡山方面へいってました。
2年ぶりに閑谷学校へも訪れる事になりましたが、相変わらずの
石塀の存在感の凄いこと。
この石塀は学校の校地を取り囲むようにあり、まさしく聖域を縁取る
結界になっているのですが、これ単体が彫刻家による作品が横たわっている
かの様です。

閑谷の石塀_c0175075_20352458.jpg


閑谷学校について初めて知ったのは25年ほど前、建築家・宮脇檀さんが
上梓された「度々の旅」というPHPから出版された宮脇さんの建築旅の
エッセイ本で。
それ以来、何度か訪れましたが、確か今回は5回目?
初めて行った時に比べると、随分観光地してきて、道路や駐車場も整備され、
閑かな谷あいの修道院のような風情はすこしばかり薄れてきたようにも
思うけれど、それでも圧倒的な重量感の石塀や備前瓦の豪壮な建物の
威容は昔のまま。
延長765メートルもあり、敷地の周囲を大蛇の様に横たわっている石塀は
高さ≒1.5m、厚さ≒1.8mほどで瀬山石と呼ばれる水成岩で精密に
積み上げられています。大きい石ばかりを組み合わせて積み上げているのでは
なくて、内部は同じ石の割栗石(ちいさく砕いた石)を充填させ、周囲を
大きい石で張り巡らせているそうです。屋根の瓦もそうですが、全体的に
朝鮮系の大陸のニオイが感じ取れるのです。

WORKS

閑谷の石塀_c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-07 20:57 | ♪度々の旅

ニコイチの家

ひとつの敷地にはひとつの家しか建築できないというルールがあります。
ということで、2世帯住宅など1敷地にふたつ以上の世帯が居住するような
住宅の場合、建築基準法上はひとつの建て物と判断できるように棟が
一体になっていることが一般的。
プライバシーを確保しつつ、コミュニティーを指向する2戸1住居の計画。

ニコイチの家_c0175075_1235363.jpg
ニコイチの家_c0175075_124334.jpg


動脈と静脈
をご覧ください。


WORKS

ニコイチの家_c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-02 01:33 | ♪スタディ/エスキース
8月も終わり9月に入り、稲穂も出てきました。
このあたりの水田ではあとひと月ほどすぎると
収穫です。

実るほど首を垂れる・・・_c0175075_239395.jpg



WORKS

実るほど首を垂れる・・・_c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-09-01 02:40 | ♪百姓に目覚め至極満足に暮らす

透ける建築

岡山大学のキャンパス内にあるJunko Fukutake Terraceは
妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築家ユニットSANAAの設計による
瀟洒なカフェ。
この世界的建築家の得意な細ーいスチールの柱に薄ーいスチールの
シーツを広げた波打つ屋根、重たい壁はほとんど無く、透けた空間。

透ける建築_c0175075_121753.jpg

9月に建築士会の見学会でも、ここを訪ねるのですが、愛知県内で
計画中の公園施設の参考イメージのひとつで、いままで2回行った事が
ありますが、再度じっくり見学させてもろうと思っています。

真似をしようという訳じゃないのですが、要求されていることに
建築物を目立たすな!というのがあって、こうした透明感のある
空間を目指したいとおもっているところ・・・


WORKS

透ける建築_c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-08-31 01:28 | ♪建築家から学ぶ

境界を明示せよ!

敷地が広いと、いろいろ融通がきいて良い事もあるけれど
なまじ広いと開発許可という、許認可を得なければならないことが
ちょくちょくある。
この現場も建てる建築物は小さいのだけれど、開発許可が必要に
なり、おまけに境界の明示も必要。
建築物が建つ敷地には2つの境界があって、ひとつは道の境界。
もうひとつは隣や裏の土地との境界。
人は境界があると、互いにそれを守ろうとします。
そこにいさかいが起らないとも限りません。ということで、
隣接地の所有者や道路の場合は道路の管理者(一般的には
市役所などお役所)に立会してもらって、ここまでがこちらの土地、
この位置からそちらが貴方様の土地ということでよろしいですね!と
双方合意の上で筆界(土地と土地の境界)を決めます。
境界を明示しておくことはお互いの所有地がどこまでということが
はっきりして末代まで安心。大事なことなんです。
でも小さい仕事だと、割が合わない事が多い・・・
あぁタイヘン

境界を明示せよ!_c0175075_2113255.jpg



WORKS

境界を明示せよ!_c0175075_1827777.jpg


日用の住宅考WEBマガジン“Daddy's athome”
# by knaw | 2016-08-29 21:20 | ♪建築現場から